最初の工程は木の加工から始まります。回転させた木の角材を適切な長さに切断し、研磨加工と内径加工を行います。
その後、キーポストやキーの取りつけ、ロウ付け等の金属加工を経て、製造の最終段階に入ります。最終段階では、キーを慎重に調整し、楽器のさまざまな部品を組み立てます。こうして完成した楽器は、社内テスターや国際的なアーティスト達によって試奏され、必要に応じて更に細かく調整されます。
〈ビュッフェ・クランポン〉は、世界中の偉大なソリストやオーケストラ奏者のプロフェッショナルな評価と要望を参考にしながら、新しい楽器を開発しています。
奏者との協業によって生まれる楽器の芸術的な卓越性は、〈ビュッフェ・クランポン〉の大きな強みです。〈ビュッフェ・クランポン〉は、音楽家と楽器製作者の深い信頼関係により、クラリネット、オーボエ、ファゴット、そしてサクソフォーンにおいて世界的な基準となる楽器を生み出し続けているのです。
原木の角材を成形し、回転させて、各機種の仕様に合わせて切断します。その後、亜麻仁油を含浸させ、乾燥させてから次の工程に進みます。
研磨職人は楽器の外観に重要な役割を果たします。木材の凹凸を取り除いて均一に削り上げ、輪郭を整え、煙突を作るための段差を作ります。また、材質の色合いと木目の美しさを引き出しながら、さまざまな粒子のサンドペーパーと研磨ペーストを使用して管体の表面を慎重に整えます。
グレナディラ材の中心を貫くことで、楽器の音響が生まれます。各機種には特有の音色があり、それぞれが〈ビュッフェ・クランポン〉でしか出すことのできない豊かな響きを生み出します。
キーポストはキーのスムーズで正確な操作を保証するために不可欠であるため、職人は非常に正確な技術で取付けます。キーポストは最初に手でねじ込まれ、次に機械で正確に調整されます。
キーはいくつかの部品で構成されており、扱う金属も、未加工の状態、塊の状態または合金の状態のものがありますが、キーの処理と仕上げの美しさは準備段階の質によって決まるため、細心の注意が必要です。キー職人は、キーを成型し、細かく削り、穴をあけ、ブラシで研磨し、最後に各パーツの品質確認を行います。
〈ビュッフェ・クランポン〉の工場では、キーの形状や求められる強度に応じて、インダクション、トーチ、炉での銀付けなど、さまざまな溶接技術が用いられています。
これは、最終的に楽器をテストする前の最終工程です。仕上げ職人は、正確な音程、キーワークの動き、パッドの密閉性等を確保しながら、キー、リング、チューブ、連結部分、レバー、スプリングなどを一つ一つ組み立てます。
すべて楽器の品質は、〈ビュッフェ・クランポン〉のテスターによって最終確認されます。テスターは、熟練した耳と目、正確な技を用いて、木材、金属、トーンホールなどの各部品を注意深く分析し、楽器の精度と機能を確認します。そして、必要に応じて細かい調整を加えさせ、各個体に最適なベルを選択します。試奏室では、アルペジオやグリッサンド、さまざまなソロが賑やかに奏でられ、あたかも幕が上がる直前のコンサートの楽屋のような雰囲気です。